2014-04-18
3月から読み始めたモームの伝説の小説、「魔術師」。
やっと読み終った。
30冊ある全集にはかろうじて入っているというぐらいのモームの中ではマイナーな小説だが、ジミーペイジも信奉していた魔法使い、アレイスタークローリーをモデルにしていると知ってずっと読んでみたいと思っていたら、たまたま見つけたのだった。
最後は少し腑に落ちないが、途中までは凄くアブナくて面白い。
読んでいてこっちも魔術にかかっているような気がして来る。
モームは実際にクローリーを取材し、インチキだと思ったらしいが、魔術師の人物的イメージはクローリーにかなり近く、魔術のシーンもクローリーの本を読んだ時の感覚が蘇るので、かなりの部分を引用したと思う。
儀式的な事は19世紀の魔術師、エリファスレヴィの著作から引用しているという。
秘密結社に参加していたドビュッシー、ラヴェルをはじめ、19世紀後半から20世紀初頭のアートはほとんど魔術、神秘主義とかかわっている。ロックで言えば1966〜1972ぐらいのサイケ、アートロック、グラムな頃みたいな感じだ。
やっぱりなんでもそういう無鉄砲な時代の物が一番面白い。
あさってライヴをやる、都留のナチュラルリズム。
渓谷沿いの崖の上にある怪しくて気持の良いお店。
俺はもう少しニューエイジな水と光の魔法で。
幻のような富士山。
暖かくなって来るとくっきり見える事は少なくなる。
いつの間にか牧草は緑。
家の回りはクロッカスが咲いて、ふきのとうが出たけど、葉っぱはまださっぱりだ。
コメント
1.西洋魔術
魔法使いってのは、案外普通にいますよね。 2000年代は、オカルトがもはやオカルトではなくなくなってきているので、どんどんオープンになってきているみたいな。
四季 2014/04/19 00:09
2.自由な時代
みんな誰しもどこかしらに魔界を持ってると思うから、これからはもっと出て来るね。
shake 2014/04/19 23:26
3.無題
シャケさん、こんばんは! アメリカ旅行記の写真、堪能しました。 僕はどこかの過去世で魔法使いだった時があるんじゃないかと思う事があります。 地球じゃなくて別の星ですね。多分 (^_^)
ホールけんじ 2014/04/20 21:46